コKOナッツブログ

ハジケる笑顔でさようなら――!!   ハジケリストよ永遠なれ!!笑顔だらけのクライマックスセンターカラー!!   いつか見た毛狩り!   6年間、御愛読ありがとうございました!!

07 2008

彼の殺人計画と拍手返信

ジャンプSQ.08年5月号の、「彼の殺人計画」を読みました。
「なるたる」や「ぼくらの」で有名な鬼頭莫宏先生が描く、ごく普通だけれども1本頭のネジが飛んでいる男子高校生、高木ヤスヒロが「ただ純粋に人を殺してみたいから」という理由で殺人計画を練るという、不道徳極まりない作品です。
純粋に「殺人」という行為を行うため、ただ「人を殺す」ためだけに殺人を犯したのだということを周囲に納得させるために、自分を磨いて幸せいっぱいの生活を送るヤスヒロの日常がシュールでした。「殺人」という不道徳な目標を達成するために、ここまで道徳的な人間を演じることができるなんて、奇妙な構図です。

そして衝撃的なラストですが、「純粋に人を殺したいがために殺人を犯したのだと周囲に納得されるような人間」を演じてきた「彼」ヤスヒロは、彼が殺人の標的としていた「周りから愛されている幸福の象徴のような人間」でもあり、同じ動機で殺人を犯そうとしていた別の「彼」にとっては理想的な「標的」だったという結末は、なんとも皮肉なものでした。
「人ひとり殺したって人生終わるわけじゃない」とタカをくくっていたヤスヒロが、殺人計画を完了する直前に刺されて人生を終えるという、二重の皮肉が利いていて、作者は物語を作るのがうまいなあと改めて思いました。

この物語の真の主人公は、もう一人の「彼」、ヨータだったんですね。それは、ヤスヒロの殺人計画ノートのタイトルが「オレの殺人計画」だったことからわかります。
おそらくヨータは、ヤスヒロの彼女が言っていた「最近明るくなってきた、友達の彼氏」だったんでしょう。そしてヨータは、自分の彼女を通じてヤスヒロのことを調べていたわけですね。ヤスヒロがボランティアで知り合った小学生から、標的の少女の情報を得ていたように。

それと、これは他の感想サイトを見て知ったことですが、ヨータって、序盤に出てきた「ロザリオとバンパイアの袋を持っていたオタク」だったんですね。ホクロの位置が一緒です。
暗いオタクだったヨータは、ヤスヒロと同じように、「純粋な殺人」という目標を持って切磋琢磨し、「幸福の象徴のような人間」になったわけですね。だからこそ、ヤスヒロはヨータに殺されても、「あとは彼が語ってくれるだろう」と充実して死んでいけたということですか。
殺人計画を達成するのにあと一歩というところで、ヨータがヤスヒロを刺したのも、ヨータがヤスヒロの思いを最大限に背負って生きていくために待った、ベストのタイミングというわけですね。ヨータがヤスヒロを刺し、「知らないからいいんだよ高木ヤスヒロ君 君は理想的なターゲットだったよ」と言葉をかけたとき、ヤスヒロはヨータが自分と似た人間なんだと悟り、ヨータに自分を投影することができたわけですね。自分が果たしたいと思っていた「純粋な殺人者」という役割は彼が果たしてくれるとわかったんでしょう。

ここまで完成度が高くてイカれてる短編漫画は読んだことがありません。やっぱり鬼頭先生は鬼才です。
でも、やっぱり鬼頭先生は「人が死ぬ漫画」が描きたいんだなあ…とも思いました。

あと、桂先生×鳥山先生の「さちえちゃんグー!!」もよかったです。相変わらずの鳥山節で、明るくハチャメチャなさちえの大活躍が痛快でした。


今週のスケットダンス、久しぶりにグダグダの会話ギャグでしたね。一人で映画を見に行って帰りにテリヤキバーガーを食べて帰るダンテが面白かったです。

ジャンプ感想は木曜日に書きます。
拍手返信です。


リュカ「いい気迫じゃ 髣髴とさせるわい…きゅうきょくキマイラ対わし」

いや、何もできずに喰われてたろ!!まるでいい勝負したみたいな言い方しやがって!!
『黒梟』のおじいちゃんが元ネタですね。リュカはどんな敵と対峙しているんでしょうか?


月「どんな犯罪者も許さない!なぜなら僕はキラだから!!」

まるで魚雷先生みたいなキラですね。
魚雷先生とキラは、自分自身が最も危険な存在であることに気づくべきだと思います。

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Posted by seiji | 22:18 | Comment [0] | TrackBack [0] | 拍手返信

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